正しい年賀状宛名の書き方

年賀状の宛名とTPOに合った恥をかかない書き方

一年のご挨拶を伝える年賀状。「誰からだろう?」というように、宛名は年賀状の第一印象を左右する、最初に確認するところです。取引先に送る「ビジネス年賀状」と、個人宛に送る「一般的な年賀状」とでは、宛名や連名の書き方でマナーが違うことをご存じですか? 恥をかかないための、宛名や連名の正しい書き方をご紹介します。

コレだけは守っておきたい! 宛名の基本ルール

最初に、「ビジネス年賀状」「一般的な年賀状」で共通する基本的なマナーを確認していきましょう。年賀はがきでは、一般的に名前や住所などの宛名を書く面を「表面」、メッセージを書く面を「裏面」と呼びます。

宛名の赤ペンはマナー違反です

宛名は黒インクのペンや毛筆、筆ペンなどで書きましょう。年賀はがきを使わず、私製はがきで送る場合には赤字で「年賀」と書きます。ただし、宛名を赤ペンで書くのはマナー違反なので注意しましょう。

書き損じた年賀状は送らない

住所や名前などを書き損じた場合は、修正ペンでごまかすのではなく、初めから書き直しましょう。「お年玉付き年賀はがき」での書き損じなら、郵便局で1枚5円の手数料で新しい年賀はがき、通常切手、その他郵便はがきに交換してもらえます。

住所は省略しない

郵便番号の7桁を正しく記載すれば、住所の市区町村名(行政区名)までは省略しても届きますが、年賀状のマナーとしては都道府県から丁寧に書いたほうが良いでしょう。宛名が縦書きの場合、番地などは漢数字を使います。「一二」など、わかりにくいときは、「十二」と書きます。

基本的なレイアウト(縦書きの例)
  1. 1. 宛名は、はがきの中央に大きく書きます。
  2. 2. 住所は、郵便番号の右端よりも内側に書くときれいに見えます。
  3. 3. 住所が長い場合は、区切りのいいところで改行し、1行目の書き出しよりも下から始めます。
差出人の基本的なレイアウト

差出人の住所などは、送付先住所・宛名よりも小さく書きます。レイアウトは、宛名に近付き過ぎないように書きます。差出人の郵便番号も省略せずに書きます。

ビジネス年賀状の宛名の書き方

取引先などに送るビジネス年賀状は、会社名や部署名、役職名のレイアウトや大きさ、敬称などに細かく気を配る必要があります。

宛名は縦書きが正式です

正式な年賀状は縦書きが基本です。裏面が横書きのデザインでも、ビジネス年賀状の場合には縦書きにしましょう。

文字の大きさは、宛名>会社名>住所>差出人住所が基本です
  1. 1. 株式会社○○○○の場合。略して(株)と書いてはいけません。
  2. 2. 部署名は会社名で改行し、小さく下げて書きます。
役職名の正しい書き方

役職名は氏名の上に書きます。役職が3文字までは1行、4文字以上は2行、長い役職名は、部署名の下に1文字下げて記載します。

  • 1行の例:「部長」「課長」「係長」「チーフ」「理事長」など
  • 2行の例:「代表取締役 社長」「取締役 社長」「代表 取締役」「取締役 会長」など
  • 部署名下の例:「クリエイティブ・ディレクター」など
敬称の正しい書き方
  • 個人名を宛名にする場合は「○○ 様」です。「様」は1文字ほど空けて、氏名よりも少し大きく書きます。
  • 会社名を宛名にする場合は「株式会社○○ 御中」と書きます。「株式会社○○ 御中 ○○ 様」は間違いで、正しくは「株式会社○○ ○○ 様」です。
  • 医師や弁護士、政治家宛の場合は「○○ 先生」と書きます。

一般的な年賀状の宛名・連名の書き方

一般的な年賀状は、ビジネス年賀状ほどマナーに厳しくはありません。基本を押さえておけば失礼のないものとなります。

目上の人や上司には縦書きが正式です

最近では、デザインにこだわった横書きの年賀状も多くあります。親しい友人への年賀状なら、読みやすさを考えて、裏面に合わせた横書きの宛名でも問題ありません。ただし、正式な年賀状は縦書きが基本です。目上の人や上司など、あらたまった年賀状の場合には、失礼のない正式な縦書きにしたほうが良いでしょう。

敬称の書き方
  • 個人名の場合は「○○ 様」です。「様」は1文字ほど空けて、氏名よりも少し大きく書きます。
  • 恩師の場合は「○○ 先生」と書きます。
宛名を連名で書く場合

ご夫婦宛やご家族宛など、宛名を連名で書く場合は、代表者の氏名を書いたのち、名字(性)を省略できますが、「様」はそれぞれに付けます。奥様や家族全員の名前がわからない場合は、「御奥様」「御家族様」などと書きます。

差出人の書き方

差出人の住所・氏名は、送付先の住所・宛名よりも小さく書きます。レイアウトは、宛名に近付き過ぎないように書きます。引っ越したときは、住所が変更したことを一言添えておきましょう。家族が増えた場合は、子供の名前にふりがなを付けましょう。

いかがでしたか? ちょっとした宛名のルールを守ることで、もらった人も気持ち良く新年を迎えられます。インターネットの印刷通販サービスを利用すれば、指定箇所に宛名や連名を記入するだけで、レイアウトの整った美しい年賀状が手軽に作成できます。来年の年賀状は、送り先に合わせた書き方で送りましょう!